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奥三河の大地をめぐるジオツアー

この11日に「大地に刻まれた1600万年の旅」を開催しました。東三河ジオパーク構想推進準備会の企画です。
今回は愛知県の最高峰の茶臼山~面の木コースでした。
新城市鳳来総合支所を出発した花祭りのラッピングバスです。このツアーにぴったり。
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中央構造線沿いの地形と、設楽層群の海成層と火成岩類が分布する鳳来峡を車中から見つつ東栄町、そして豊根村へと向かいました。
豊根村に新装オープンした道の駅「グリーンポート宮嶋」で休憩。
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最初のジオポイント「花ノ木園地」に到着。花ノ木は愛知県の木で、国指定天然記念物です。
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標高1416mの茶臼山に到着すると、山すそは来週からのスキー場オープンに向け準備中でした。
茶臼山、萩太郎山は設楽地方の火山活動の終わりのころに上昇してきた安山岩や玄武岩でできた山です。
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茶臼山からみた萩太郎山とその向こうに広がる設楽地方の山々。
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茶臼山を出発した花祭りバスは設楽町の面の木をとおり、天狗棚へ。ここでは基底礫岩を観察しました。
設楽の火山活動が始まる前の海の時代に堆積した礫の層です。
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南北約30km、東西約20kmにわたる設楽層群を一周する雄大な旅になりました。

【貞力】
by houraitomo | 2016-12-14 10:58 | 博物館より | Comments(0)

博物館の日々の出来事


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